先輩猫、チッチ H27年8月6日②
先輩猫、チッチ H27年8月6日②
チッチ君の容態は、横隔膜が破けてしまっていて、これを縫い合わせるという、大変難しい大手術をしなくてはならなかったんだ。
でも先生が経験豊かで上手で手術は無事成功。
退院後も、しばらくの間、定期的に病院に通わなくいてはいけない、ということで、チッチ君は、パパとママの家でやっかいになることになったんだって。
ぼくはまだちいさかったから、遊んで欲しくててチッチ君にじゃれつくんだけど、チッチ君はすぐ逃げてしまって、ちっとも構ってくれない。75歳じゃあきっと、僕は、面倒くさいし、しつこいし、うっとうしいだけだったに違いない。
チッチ君は若いときは相当ないたずら猫だったらしい。
パパとママがチッチ君一人をおいて出かけた時、パパとママが帰ってきたら、廊下と階段が濡れていたんだって。
不思議に思ったパパとママは、その濡れた跡をたどって行くと、なんと、寝室の前に縛った台所の三角コーナーの生ゴミを入れた袋がそこに有ったんだって。
きっとチッチ君が一人おいて行かれて悔しくて嫌がらせをしたんだ。
チッチ君はお散歩が大好きで、初めのうちは一人で、散歩に行って2時間ぐらいで戻ってくるんだけれど、ある日、ご近所さんが、チッチ君がご近所さんの庭でおしっこをしたと、文句を云いに来たんだ。
チッチ君はどこにでも居る茶虎だし、この辺には、チッチ君の他にも茶虎は居るのにね。
その日以来、チッチ君は散歩に行く時は、犬みたいにハーネスをつけなければならなくなってしまったんだ。
チッチ君は、どこでも好き行きたいのに、もの凄いストレスだったに違いない。でもさ、仕方ないんだよ。いろんな人が世の中には居るんだよ。
といういことで、今日は先輩猫チッチ君のお話でした。
チッチ君ほもっとたくさんのエピソードがあるから、これからも、おりに触れて紹介するね。
2015年8月6日 パークサイドヒルズの看板猫、シーマでした。